ウェストファリア条約 2014 3 16

書名 新たな反日包囲網を撃破する日本
著者 渡部 昇一  徳間書店

「cujus regio, ejus religio.」
(領主の宗教が、領民の宗教になる)
 ここから、他の領地、つまり外国の宗教には、
口出ししてはいないということが、演繹されます。
 ウェストファリア条約が結ばれた後は、
国家間の戦争で宗教が前面に出ることはなくなったのです。
 たとえ、背景に宗教的な軋轢があったとしても、
宗教を前面に出さないのがルールとなりました。
 しかし、著者によると、
このウェストファリア条約を破った国が二つあると言います。
 それが、ナチス・ドイツとアメリカです。
ナチス・ドイツの問題は、よく知られているでしょうが、
アメリカの事例は、今となっては忘れられているかもしれません。
「ある国家が他国の宗教に介入した二番目のケースは、
GHQが占領下にあった日本に対して出した『神道指令』です。
 『神道指令』こそは、ウェストファリア条約のほぼ300年後に、
アメリカという大国が、日本に対して、
真正面から宗教干渉した、めざましい例です」
(引用、以上)
 似たような状況は、今から10年ぐらい前にもありました。
当時のブッシュ大統領が、イラク戦争に際して、
つい、うっかり「十字軍」という言葉を発したことがありました。
 私は、この言葉を聞いて、あわてました。
イラク戦争が、キリスト教対イスラム教の「宗教戦争」になることを、
絶対に避けなければならないと思いました。
この戦争が宗教戦争の引き金になる可能性があったのです。
 そういうわけで、あくまでもイラクが大量破壊兵器を開発して、
アメリカの同盟国を攻撃しようとしているという図式にしておく必要があったのです。
 もっとも未来において、「十字軍」が起こる可能性があります。
それは、日本が外国に占領された時です。
その時、「聖地奪還」という宗教戦争が起こるかもしれません。
それを予言しておきます。

新しいエルサレム New Yerushalayim 2010 5 16

 今から、数百年後には、多くの人に、
この東京が「新しいエルサレム」だったと気づかれるようになるでしょう。
 これは、同時代の人には、わかりにくいでしょう。
イエスキリストの時代も、99.9%の人が、
まさか、この地が世界の聖地になるとは予想もできなかったのです。

「エゼキエル書」
 エゼキエルは、谷で、たくさんの人骨を見つけます。
そこで、エゼキエルは、神から言われたとおり、こんなことを言うのです。
「枯れた骨よ。
主の言葉を聞け。
主は、こう言われる。
見よ、私は、お前たちに魂を吹き込む。
すると、お前たちは生き返るだろう」
 エゼキエルが、こう言うと、不思議なことに、
カタカタと音を立てて、骨が集まってきて、
その骨の上に、筋肉がついてきて、さらに皮膚までできたのです。
そして、その肉体に、魂が吹き込まれると、
人間として甦ったのです。




























































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